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さほりさんの自虐史観からの脱却

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2016年 06月 28日

18.フーバー大統領が明かすルーズベルトの罪状(日米戦争を起こしたのは誰か) ★毛沢東に中国を与えたこと

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第三代アメリカ合衆国大統領 任期(1929年~1933年)
ハーバード・フーバー(Herbert Hoover:1874~1964年)

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2011年にフーバー研究所から刊行された
フーバー大統領の膨大な回想録
『フリーダム・ビトレイド』(裏切れれた自由)
この著書は全900ページを超える大著。日本では、訳本はまだ出ていない。
フーバーはこの大著で、東京裁判史観を真っ向から全否定している。

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フーバー大統領の著書を部分的にエッセンスをまとめた本がこちらである。
こちらの本の中の一部、フーバー大統領が指摘した19の過ちを紹介したいと思います。

■第18の過ち 毛沢東に中国を与えたこと
  「トルーマン、マーシャルとアチソンが中国に関して、政治の大道を見失ったのが第18番目の過ちである。ルーズベルトは、
  蔣介石が共産党と協力することにこだわって、中国に関する裏切りの秘密協定がヤルタでできた。その結果モンゴルと、
  事実上満州をロシアに手渡すことになった。トルーマンは全中国を共産主義者の手に委ねてしまった。それはトルーマンの
  左翼の側近の根強い影響の為である。彼らはマーシャル将軍を特使に任命させ、マーシャルを通じて彼らの意思を代行させ
  たのだった。そしてとどのつまりは、4億5000万ものアジア人を、モスクワ傘下の共産主義の傀儡政権の手に委ねることに
  なってしまった。トルーマンは、政治の大道を踏み外し、巨大な過ちを犯したのだった〔抄訳〕(p128~p129より)
   
  
 Giving China to Mao Tse-Tung
 Eighteenth. The eighteenth series of steps in loss of statesmanship was by Tru-man, Marshall and Acheson in
 respect to China. (以下省略、原典P882)

 
 説明の対談は藤井厳喜氏×稲村公望氏×茂木弘道氏
 対談の内容の解説を分かりやすくまとめました。↓

  18番目。ようするに中国共産党に中国を手渡す路線をしいてしまったということ。
 トルーマン、マーシャル、アチソンのチャイナに関する一連の決断が間違っていたことをフーバーは指摘している。
 はっきり言えば蔣介石をもっと支援して、共産党と徹底して戦わせればよかった。中国共産党の背後にスターリンがいる
 のだから。しかし、アメリカは共産党と仲良くして連立政権を作れと蔣介石に無理なことをいい、どんどん蔣介石の力が
 衰えて、その間に共産党が広まっていった。ウェデマイヤーがマーシャルにについて「判断を完全に誤っている」と言っ
 ている。また、そしてアメリカが蔣介石をしっかり支援していれば、揚子江の南には中華民国は残っていただろうに、と
 残念がっていた。
  そのような動きの中、肝心な人物がいた。ロークリン・カーリー、大統領特別顧問補佐官で中国担当の人物である。
 この人物カーリーは、戦後、コミンテルンのスパイとして南米に逃げた人物である。カーリーは、アメリカの中国政策の
 中心的な役割を果たしていた。日本からの和平提案甲案、乙案を否定したのは中国(蔣介石)が強く反対したからだと
 言われている。それで最後通牒であるハル・ノートになったという説明が普通に行なわれてが、実際には、乙案までも
 否定するよう圧力をかけたのは、カーリーであったのではと?
  スパイということがばれたということから、このような推測が出来ると述べています。

  また、日本が終戦を迎えて占領のころになると、中国では国共内戦が起こる。この時期は完全にトルーマンの時代のことだ。
 トルーマン政権内の共産主義シンパは、蔣介石に軍事援助を与えることを妨害した。国務省は当時、真っ赤であり、中国は
 モスクワの共産主義傀儡政権の支配する所となった。これこそがまさに政治の大道からの逸脱だと指摘している。

  これが中国の運命を大きく歪めてしまった。コミュニストが、毛沢東はジェファーソンのような素晴らしい人だという宣伝を
 エドガー・スノーらがしたのである。当時は、この宣伝を本気にする人が、知識人を中心に多かったため、アメリカの世論に
 悪影響を与えたと締めくくっています。
 
 *注 エドガー・スノー(Edgar Snow' 1905-1972)
    アメリカのジャーナリスト。中国共産党を取材し、その宣伝に協力した。
    特に毛沢東に接近し、彼の中国革命を賛美した『中国の赤い星』は著名。


 
    
  ★コミンテルンのスパイ活動やアメリカの政権が赤く染まっていたことなどが明確に述べられていて、
   とても興味深いと思います。それと、宣伝戦の威力というものも感じます。
   現在、中国と韓国、北朝鮮の宣伝戦に巻き込まれ、日本のマスコミが手を貸している状態に危機を感じています。





by sahorikita | 2016-06-28 20:51


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