2016年 06月 26日
第三代アメリカ合衆国大統領 任期(1929年~1933年) ハーバード・フーバー(Herbert Hoover:1874~1964年) 2011年にフーバー研究所から刊行された フーバー大統領の膨大な回想録 『フリーダム・ビトレイド』(裏切れれた自由) この著書は全900ページを超える大著。日本では、訳本はまだ出ていない。 フーバーはこの大著で、東京裁判史観を真っ向から全否定している。 フーバー大統領の著書を部分的にエッセンスをまとめた本がこちらである。 こちらの本の中の一部、フーバー大統領が指摘した19の過ちを紹介したいと思います。 ■第16の過ち トルーマンのポツダムでの決断 「ポツダムにおけるトルーマンの過ちが、第16番目の過ちである。民主国家では、経験の無い人物に政権が渡され、共産主義者が、 重要な場所に進出して来た。ポツダムでの合意の全てが、スターリンに対して降参したことを追認したり、拡大することであった。 共産主義者による併合と傀儡政権が、スターリンとの繋がりを強化されたばかりではなく、ドイツとオーストリアの一部が スターリンとの繋がりを強化されたばかりでなく、ドイツとオーストラリアの一部がスターリンの懐に入ってしまうような政府に 関する条項が決定された。賠償の政策の結果は、米国の納税者の数億ドルもの金が、職を失ったドイツ人の救援の為に使われ、 かえってドイツだけでなく、ヨーロッパの再興を遅らせた。戦争捕虜が奴隷のようになり、自らの土地から民族追放が行なわれる ことが承認され、ヤルタでのそうした愚策が拡大された。これに加えて、指導者の人々の忠告に反して、日本に無条件降伏の 最後通牒がだされたことである。アメリカの経験ある多くの専門家が勧告した、天皇(みかど)を維持することを許す救済条項を 入れないで、無条件降伏を要求したのである。日本側は、回答として、この条件のみを求めたが、原子爆弾が投下された。そして、 最後になって、この条件が受け入れられた。〔抄訳〕(p124~p125より) Potsdam Sixteenth. The sixteenth time ofblind statesmanship was Truman at Potsgam..........(以下省略、原典P881) 説明の対談は藤井厳喜氏×稲村公望氏×茂木弘道氏 対談の内容の解説を分かりやすくまとめました。↓ 16番目がポツダムでのトルーマンの誤った判断をフーバーは指摘している。 ポツダム宣言は7月26日です。そしてポツダム宣言を受け入れたのは8月10日。御聖断が下ったのは8月10日の午前2時であった。 政権はトルーマンに移っているのですが、民主国家では経験のない人物に政権が渡されたと言うのは、共産主義者がいろいろ な場所に出現した当時のアメリカのことを指している。ポツダムでの合意すべてが、スターリンに対して降参したことを追認し たり、拡大することであった、とフーバーは批判をしている。 スターリンはポツダムに来たが、ポツダム宣言には参加していない。それは、日ソ中立条約で、7月26日にはまだ日本と戦って いないことが理由である。あとポツダム宣言は日本を武装解除し、兵隊を平和な家庭に戻す、と言ったものである。ところが、 スターリンは60万人の日本兵をシベリアに連れていった。シベリア拘留のことである。これはソ連による国際法違反の拉致事件 であり、ポツダム宣言の違反であった。「戦争捕虜が奴隷のように」強制移送したのである。そして、シベリアの拘留者の訳10% が殺されている。 *注 シベリア拘留とは 第二次代戦後に投降した日本兵捕虜約60万人を、ソ連がシベリアへ強制移送し、強制労働を伴う抑留生活を 強いたことを総称する。捕虜を日本に復帰させるというポツダム宣言に背く処置であった。拘留中の日本人 死者は約5万3000人に上るとみられている。 ★共産主義者というのは、目的を達する為には手段を選ばないこと。このことが強く心に残ります。 また、非常に残虐な手段や、約束は守らないということも認識します。 日本を戦争に追いやったのは、共産主義者であったと痛感します。
by sahorikita
| 2016-06-26 19:57
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